2015年10月27日火曜日

自転車の点検整備してもらって保険もついてくるTSマーク貼ってもらってきました

TSマークは自転車屋さんの自転車安全整備士に点検整備を頼むと自転車に貼ってもらえるシールです。1年間の傷害保険と賠償責任保険が付帯しています。近所の自転車屋さんで貼ってもらってきました。



最近よく自転車に乗るようになったのですが、ブレーキが結構握らないとかからないのと変速時にもたつくことがあるので一度時間とって整備しないとなあと思っていました。

一方で、ほとんど自転車に乗らなくなっていた時期に保険の更新をやめてしまっていたので、保険もちゃんと入らないといけませんよね。


それで近所の自転車屋さんを調べていてTSマークのことを知りました。

対人補償のみですが最低限必要な補償内容がついていますし、自転車そのものに付くので家族や友人などがTSマークの付いた自転車で事故った場合も補償の対象になります。

保証内容の概要は下記のとおりです。

傷害補償:死亡又は重度後遺障害:一律100万円、入院15日以上:一律10万円
賠償責任補償:限度額5,000万円
被害者見舞金:入院15日以上:一律10万円

保険料も点検整備料込と考えるとかなりお安く、お店によって違うと思いますが今回は1,500円でした。そのお店で購入した自転車ではありませんでしたが快く診てくれました。

年に一度くらいはプロに診てもらったほうが良いに決まってますし、それで保険がついてくるなら入らない手はないと思うのです。補償額が不安なら他の保険で補強すればよいですし。


整備してもらってブレーキの効きも、変速機の動きも格段に良くなって一安心です。




『夏時間の庭』

先日オリヴィエ・アサイヤス監督の『夏時間の庭』を観ました。とても良かったです。
IMA CONCEPT STORE主催の秋のアートシネマナイトというイベントで上映されていたものです。2008年のフランス映画でオルセー美術館20周年企画として全面協力の下に製作され本物の美術品がいくつも作中に登場します。アートシネマナイトにふさわしい作品ですね。



母親がなくなり、3人の子どもたちが遺された郊外の邸宅と多くの美術品をどうしていくかを決め実際に処置していくまでのストーリー。

子どもたちそれぞれの、遺された場所や物への想い出や愛着と現在の生活との間の葛藤を丁寧に描いています。

葛藤する子どもたちをよそに、冒頭とラストシーンで「夏時間の庭」を満喫している孫達のシーンが印象的。

それから郊外の邸宅も、パリの街並みも、風景がとにかく美しい。それだけでも楽しめちゃいました。パリ行きたい。

2015年10月13日火曜日

ナスカの土器がかわいすぎる!

このあいだ初めてシカゴ美術館に行ってきました。ゴッホやモネなど有名で素敵な絵画がたくさん見られたり盛りだくさんだったのですが、一番の収穫はこれ。ナスカの土器がかわいすぎて感動しました。

このかわいさを書き残しておきたいのでこの先かわいいしか言ってないです。


一番最初に目に入ってきたのはこれ。


どうですこの金太郎みたなひとがぐるりとしてる様子!上のいきものもまぬけづらして可愛い!



なんかもう何かもわからないけど目がついてるから生き物なのかなみたいな奴らとか!



人、だよね?たぶん。なにもってるんだかよくわからないけどかわいい。



爬虫類っぽいけどなんか手で握っててかわいい。



とりさん。からすっぽい?かわいい。



小さい哺乳類かなあ?たくさんいてかわいい。



ひげのおじさん!?ポップでかわいい。



とりさんその2。さっきのより写実的な感じでかわいい。



これはナスカじゃないけど、同じペルーの別の場所からの出土品。口がかわいい。あたまにも顔みたいの生えててかわいい。


どうですこのかわいさ?

シカゴ美術館には他にも見応えのあるものがたくさんあるのですが、このナスカの土器シリーズがいちばんインパクト有りました。

事前知識が全く無かったというのも感動を大きくしてくれたのかもしれません。


相変わらずなんの背景知識もないままかわいいかわいい言ってますがそのうちちゃんと調べよう。

2015年9月22日火曜日

夕空のクライフイズムが面白すぎて

最近、スピリッツに載ってる夕空のクライフイズムが面白くて初めから読みたくなってコミックス買ってしまいました。



何が面白いのが一言で、と言われたら「雨ちゃんかわいい」しかないのですけど、それだけじゃなんなのでもう少し。

夕空のクライフイズムは神奈川の高校のサッカー部を舞台にしたサッカー漫画です。あまり「熱さ」を感じさせない飄々とした作風です。でもドラマもあるし、ギャグもあって面白い。

物語としては個々人の成長よりも戦術を軸としたチームとしての成長/変化に焦点を当てているように思います。部の方針の変化に対する部員の変化や部内の人間関係の変化を丁寧に描いていて面白い。

また、全体を通して「何かを守るためには、何かを諦めなければいけない」という思想が根底に流れていてそれが物語にドラマを与えています。
必ずしも努力すれば報われるわけではなく一番大切なもののために何かを諦めたり、逆にその選択を迫られることで大切なものが明らかになったり。このことが物語にある種のリアリティを与えていて、グイグイ引きこまれます。

ぼくの中では『ベイビーステップ』、『オールラウンダー廻』に並んでいまやってるスポーツを題材にした漫画で一番面白い作品。


夕空のクライフイズム -手原 和憲(Amazon.jp)


2015年9月21日月曜日

waqu:iraz02のプラスチックプール見てきました

waqu:iraz02のプラスチックプール観てきました。



相変わらず演劇は年に1回みるかなーという感じですけど知っている人が出るとかでお誘い(営業)頂いたので観に行ってみました。

面白かったです。『トーフラバー』と『宇宙からの手紙』がお気に入り。

内容とは全然関係ないし大きなお世話だと思うんだけど小さい箱でやる演劇ってお金的に大丈夫なんだろうかって観に行くたびに毎回思う。
50人キャパで8回くらいやって1人3,000円で50×8×3,000で120万円。キャストと照明と音響だけでミニマムでも12人いって演出とか受付の方とかもいるし箱代も広告宣伝費とかもあるだろうし。
バンドと違って物販もそんなになさそう。それにバントは1曲できるようになれば何度も演れるしストックになるけど演劇はそうもいかなさそう。

当日の拘束に稽古の拘束も考えたら、全然喰えそうにない。劇団四季とか帝国劇場公演みたいな高単価×長期公演×でかい箱のどれか一つでもできないとお金的に厳しそう。

逆にどれか一つでもできればなんとかなりそう。

非メジャーのエンターテイメント系はみんなそんなかんじなのかなあ。そもそもそれで喰ってくこと目指してるのかもわからないけど。

2015年9月18日金曜日

祖父の足がつるつるだった話

週末に祖父の家に行き晩ごはんをごちそうになった。

食後に今年はじめての梨を頂いていると、祖父が夕方になると足がはれるという。それってはれるというかむくれるじゃないのかなあと思いつつ、マッサージしてあげることにした。

見ると祖父の足はなんだかつるつるなのである。確かにくるぶしの骨がうまっちゃうくらいにむくんで(はれて)いるのだけれど、そこから上、毛が一切生えていなくてつるつるのお肌である。

「おじいちゃん、足つるつるだねえ。」

祖父はなんだか恥ずかしそうに笑っている。

「頭だけじゃなくて他の毛も禿げるとは思ってなかったなあ」

「上のほうからだんだん禿げてくるんだよ」

「まゆげとひげは長くなってるのにねえ」

そこから村山元総理の話になり、年をとると眉毛が長くなるのは何故だろうという疑問に答えが出ないまま、遅くなってきたのでおいとますることにした。


「おまえももう30か。30代の10年間はあっというまだったなあ。」

帰り際に禿げ上がった頭を撫でながら祖父が言う。20代の10年だってあっというまだったよと言うと笑って手を振ってくれた。

駅までの道は暗いけれど涼しくて歩くのが気持ち良い。あっというまに脛毛まで禿げちゃうななんて考えながら、さんさん夜を歩いた。


2015年8月7日金曜日

月2,980円で電源WiFi使い放題の神保町ウォーキングテラスに行ってみたよ(改装前)

神保町ウォーキングテラスがプレオープン中ということで遊びに行ってみました。



神保町ウォーキングテラスは「ウォーキング運動も出来る健康系ワーキングスポット」というコンセプトで2015年8月1日にオープンしたスペースです。

ここ、なんと月額2,980円で6:00-24:00まで電源とWiFiのつかえるシェアスペースが使い放題なんです!

最近家の近くの電源とWiFiが使えるカフェが閉店してしまい、家だとイマイチやる気がでなくて困っていた作業スペース難民にはピッタリの場所なんじゃないかと思って早速利用してきました。



HPをみると「神保町ウォーキングテラス」と書かれていたり「神保町ワーキングテラス」と書かれていたりして、ウォーキング運動のベースがメインなのか電源WiFiが使えるワークスペースがメインなのかイマイチわかりません。おそらくどちらもできるところが推しなのでしょう。

ただ残念ながら、シャワーとロッカーは9月から増設ということで現状はワークスペースとしての機能のみを提供しています。

場所は神保町の交差点で皇居や北の丸公園にも近く、ここをベースにウォーキングやランへいくという使い方を想定されているのだと思います。




うちからだと自転車で30分くらい。運動にもなってちょうどよいです。シャワーができれば暑い日でも気持ちよく汗かいて通えそう。



入口はこんな感じ。完全無人の施設で、利用者はデジタルキーを付与され、自由に出入りして使えます。


電源とWiFiが使えるテラススペース。窓際にカウンターがついたりするっぽい?


窓からの風景。神保町の交差点が見おろせます。


反対側の奥のほう、パイプ椅子が並んでいる辺りがシャワー&ロッカースペースに改装されるそう。


かなり綺麗になるそうです。


行ってみた日は誰もいなくて独り占めでした。でももう全席埋まっている時もあるとのこと。

しばらく様子見ながら利用してみたいと思います。なにしろ安いですし!





2015年6月1日月曜日

宝石の国の装幀が美しすぎて


本屋へ行ったら市川春子さんの宝石の国4巻が出てきたので買ってきました。毎度毎度、綺羅綺羅で素敵な装幀で息を呑むのですが、この4巻、ついに裏表紙からISBNのバーコードがとれてしまいましたよ。


上の写真の左が4巻、右が3巻の裏表紙。普通の市販されてる本は裏表紙にバーコードがついています。宝石の国も3巻まではついていたんですが、4巻でなくなってしまいました。


これはきっと装幀の美しさを追求したに違いない。




と一人で盛り上がりましたが嘘です。

今回通常版とカードゲーム付きの特装版があって価格が違うので、どちらにも対応できるように定価とバーコドは本体に付けずに外装フィルムに貼っつけたのかと思います。


でも宝石の国のキラキラの装幀だと、読み取りの都合上どうしてもバーコードの周りだけ白抜きしなければいけないので(白じゃなくてもいいとは思いますが)、どうせなら毎巻バーコードは外装フィルムにシールでいいんじゃないかなあと思います。


フォスくんの顔つきがすっかり変わってしまいましたが物語は変わらす素敵です。
表紙はこれまでで一番好き。






2015年5月29日金曜日

フリーランスがふるさと納税してみたメモ

最近巷で流行りのふるさと納税、最近はポータルサイトも充実して納税もクレジットカードでできるし便利ですよね。今年から控除の上限が2倍になったりして巷では大盛り上がりだそうです。イケダハヤト氏も早速ブログねたにしてますよ。


去年の冬前くらいにmakotojiさんのふるさと納税についての記事を読んで気になったものの放置していたのですが、オリコカードのキャンペーンのお知らせでクレジットカードで払えることやポータルサイトが充実していることを知り、これは今やれってことやと思って林先生の顔を思い浮かべながらやってみました。


ふるさと納税制度についてざっくり説明すると、全国どの自治体にでもこの制度を使って寄付をすると、寄付金額が住民税の2割までの金額であれば、寄付金額−2,000円が住民税から控除される、というものです。


ふるさと納税、などといいつつ実際には寄付なのですが、実質的には手数料2000円支払うと住んでいるところに払う住民税のうちの2割を好きな自治体に振り向けられる、という制度。


そのうえ、寄付先の自治体がお礼の品として特産品を送ってくれたりするのでなんだかオトクな気分になります。


もうひとつ面白いのは、自治体によるのですが、寄付金の使い道を選択できること。「自治体の持っている山林の保護に使う」とか「教育制度の充実に使う」など、ざっくりとした区分けですが使い道を指定できます。

これって他の制度ではなかったんじゃないかな、と思います。もちろん住民税の使い途なんて直接的には指定できなかったわけですし。すごいことじゃないでしょうか。


住民税の金額通知はまだ届いてなかったので、2,000円負担で済む寄付金額の上限の計算はこちらのwebツールで行いました。

給与所得者ではないので源泉徴収票はないのですが確定申告書の控えを用意して、次のように読みかえて入力すればよいかと思います。

(1)総収入金額→収入金額等(ア〜サ)の合計
(2)給与所得控除後の金額→所得金額合計(③)
(3)所得控除額の合計額→所得から差し引かれる金額合計(㉕)

#()内の記号は確定申告書Bの記号
#あくまで目安と考えたほうが安心だと思います。


寄付先は好きに選べば良いと思います。ぼくは故郷はすきですが別に自治体に愛着があるわけではないので、県内で惹かれるお礼品を出しているところを幾つかピックアップしました。それから去年旅行に行ってよかったところの自治体など。

幸いどこもクレジットカード対応で、ポータルサイト上で申し込みができ、リンク先のYahoo!公金支払ですぐに決済ができてしまいます。あっけないくらい。


あとは寄付証明書が届くのを待って来年の確定申告時に忘れずに添付すればよいだけ。のはず。


特産品楽しみだな〜




2015年5月3日日曜日

iPhoneにUberいれたらGoogleマップの経路検索に出てくるようになった

Uberいいですよね。この間2,000円のチケットもらって初めて使いました。原宿のスタバからヒカリエまで900円弱。チケットで0円。タップしてお茶飲んでたら迎えに来てくれるし、短い距離でも嫌な顔しないし、財布出す必要もないし、便利過ぎる。



で、Uberのアプリ入れたあとにGoogleマップで電車の経路検索してたら、一番下にUberの所要時間と値段の目安出てくるようになったんですよ。タップしたらUber起動するっていう。
さすがに上のスクショみたいな長距離はホイホイ乗れないですけど、近場の移動しらべててすぐきてくれそうだったら呼んじゃうかもなあ。すごいいいプロモーションだと思います。

Googleも独自に配車サービスやるかもって記事みましたけど、そうなったらUber外してしまうんですかねー?自社のと他社の両方結果に載せるくらいの余裕は見せてほしいものです。

2015年3月7日土曜日

ワールド・ウォー・Zみました


ワールド・ウォー・Z観ました。改めて予告編みるとゾンビのゾの字も出てこないんですねこれ。予告詐欺でしょ。


ストーリーは酷いですけど、ゾンビ映像はすごく素敵でした。少なくとも前半は。感染してゾンビになる描写もよいし、アパートの暗がりの中で突然に出くわす感じも初期バイオみたいなオーソドックスな恐怖感を綺麗な映像で見られて素敵。あとNYやイスラエルでの運動能力高いゾンビが大量に襲ってくる描写は圧巻です。よくこんなに予算使ってとってくれたもんだ。

最後の方は追加撮影したらしいですけど何とかおちつけるためにとってつけた感じ。


主人公が行く先々でとにかくゾンビに蹂躙されてく救いのない感じも素敵。重要そうに登場したと思った人たちが次々サクサクとやられていく無力感もすごい。

正直、原因も解決方法も主人公の家族との再会も、俺たちの戦いはこれからだ的なエンディングもどーでもいいんで(どーでもいいと思えるほど酷いストーリーなので)ひたすらゾンビに蹂躙されるけど最後まで生き残っちゃって主人公絶望って感じで振り切っちゃえばよかったのにと思います。


ストーリー酷い酷いといっていますけど、緊張感があるしつまらないわけではないので、観てる最中は楽しめると思います。ゾンビとかパニックとか好きだったらおすすめです。





2015年3月6日金曜日

ユナイテッド航空882便(UA882)B747-400と機内コンテンツとシカゴ・オヘア国際空港のこと



ユナイテッド航空882便は成田からシカゴへの直行便なのですけれど、そのユナイテッドのB747-400はエコノミーの座席にディスプレイが付いていません。


国際線は映画を見るためにのるもんだと思っていた私は今回のフライトでそれを知ってショックを受けました。10時間も映画なしで、このくそせまい空間でどうやって過ごしたらいいんだろう、と。

一応、全面の大きめのスクリーンで映画を流してはいるのですが、席によっては全然見えないんですよね。ちなみに今回の席は全然見えませんでした。


それで絶望していたんですけど、アナウンスを聞いているとどうやらユナイテッド航空のB747-400機はすべてWi-Fiを利用した持ち込みデバイスへのコンテンツ配信が整備されてるようなんです。

ラップトップ持ちこんでいたので早速使ってみましたが思っていた以上に良かったです。エコノミーの一般的なディスプレイより大きさも解像度も断然上ですし、そこで新し目の映画選んで見られるわけですから。

ちょっと困ったのは、機内食が出てきた時に、ラップトップ置く場所がないので食べながら観られなかったこと。大きめのタブレットなんかもっていくとちょうど良いかもしれないですね。

それから、席によるのか接続人数なのか、はたまた飛行している場所なのか、原因はわかりませんがWi-Fiにはつながるけれどコンテンツがロードできないときがありました。



ユナイテッド航空は客室乗組員が男女比半々くらいで年齢も結構上目の方が多く、レストランで接客されているような感覚でした。

アジア系の航空会社だと若い女性中心のところが多いので少し新鮮。


それと、離陸前に流される安全のしおりの説明映像が凝っていて面白かったです。


それにしても最近映画はほとんど飛行機で見てる気がする。映画館行ったのはリトル・フォレスト冬春くらい。


あ、シカゴ・オヘア国際空港は時間無制限にただで使えるWi-Fiがなくてつらかったです。20分フリーのWi-Fiのほか、5$程度/monthのWi-Fiが飛んでいます。

2015年2月27日金曜日

最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業(A類型の公募概要発表

昨日平成26年度補正予算 地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金/最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業(A類型)の公募概要が発表されました。

新しい情報のポイントは以下のとおりです。

・2015年3月16日から公募開始、2015年12月11日16時まで(予算が尽きた段階で終了)
・書類に不備がなければ早いもの順に順次採択・交付
・予算は約800億円(B類の採択状況により変動する可能性あり)
・3月16日(東京)〜補助事業者向け説明会

昨日開催された証明書発行団体向けの説明会では証明書を1〜2週間で発行することを推奨しており、環境共創イニシアチブ(SII)による補助申請の審査も同程度の期間で行うとのことでかなり短期間での採択も見込まれます。

申請に関連する諸々の手続きもかなり簡素になっています。

また、補助金でカバーされない部分の省エネ設備投資について政策金融公庫による貸付制度も同時に行われるということでかなり最新の省エネ機器の導入がしやすい状況になっています。

昨日の説明会の冒頭では、経済産業省の方がエネルギー供給にまつわる状況が不安定な中で、とにかくまずは省エネを徹底的にやるとおっしゃっていました。

2015年2月22日日曜日

地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金(A類型)の対象カテゴリーが発表されました。

以前こちらでも書いた「地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金」のうち最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業(A類型)の対象カテゴリーが執行団体の一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)のHPで公表されています。
このページ下部にて対象カテゴリーを表にしています。

2015年1月28日水曜日

地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金とかいう補助金が出るそうです


燃料価格などによる電力料金の上昇や為替変動等によりエネルギーコストが上昇しています。これに対応する形で内閣府は平成26年度の補正予算でエネルギーコスト対策に関する補助金が計上しました。

なかでも目玉というか一番の金額になっているのが「地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金」という補助金です。なんと929.5億円の補正予算がついています。

1月9日に閣議決定されたばかりで未だ下記2つの資料のみが公開されている状況です。

資源エネルギー庁の資料
http://www.meti.go.jp/main/yosan2014/hosei/pdf/01.pdf

内閣府の資料
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/energycost/dai3/siryou2.pdf

概要としてはこれまでもあった省エネ機器の導入に際して補助金を出すと言うものですが、これまでになお聞き慣れない言葉が使われています。

「地域工場」であったり、「地域の中小企業」という形で『地域』という言葉が資料の中で頻出しているのです。これが一体に何を指しているのか不明で、今後の情報が待たれるところです。

それ以外の部分では今までの補助金に比べて対象となる設備の単価が引き下げられ、より小さな事業体が利用しやすいようにという意図が見られます。
補助率も他の事業者が1/3のなか、中小企業(とエネルギー多消費企業)は1/2となっており、小さな事業体が利用しやすいように設計されています。

また、申請手続きについても簡略されるようです。
どの程度の申請手続きになるのかはまだわかりませんがエネ合のような分厚いファイルの提出を求めるようでは小規模事業者はなかなか難しいでしょうから、定式化・簡略化されたものになるのではないのでしょうか。

一定規模以上の事業体の省エネ投資が一巡した中で、中小企業からの投資を促進したいという経済的な意図も透けて見えます。

一方で下記のニュースにもあるように企業側では省エネ機器に投資しようという前向き(?)な対応は余り考えられていないようです。

省エネよりも人員削減と原子力を優先、日本商工会議所の全国調査で

設備の更新を考えている中小企業さんにとってはこういった補助金は良い追い風になるとは思うのですが、そもそもそういった意識をしている企業さんが少ないとなると、どうなることでしょう。

結局蓋を開けてみると大企業がうまく利用して「地域」も「中小企業」関係ないところで消化されてしまったなんてことにならないと良いのですが。

これだけ予算をつけて消化しきれなかったということになると目も当てられませんけどね。

引き続きモニターしていきたいと思います。
それにつけても補助金名称が長いですねえ。




2015年1月15日木曜日

DMM.make AKIBAは箱と設備は揃えたけど人はこれからという感じ


DMM.make AKIBAの見学会に行ってきました。

かのDMMの運営するシェアオフィスと工房で、「モノを作りたい人が必要とする、全てをご用意しました。」とぶちあげてCMもガンガン打っています。

趣味レベルで工作に興味があったのと、コワーキングスペースに興味があって行ってみました。

シェアオフィス部分と工房はフロアで分かれていて、12階にシェアオフィス、10階に工房があります。11階はハードウェアベンチャー向けのコンサルティングスペース?があるらしいですけれど、今回のツアーでは全く触れていませんでした。まだ稼働していないのかも。

シェアオフィス部分は内装も凝っていて良い雰囲気でした。


フリーアドレス部分はこんな感じ。何故かバーカウターなどある。


専有オフィス部分は中は見せてもらえませんでした。すでに予約含めて全部屋埋まっているとのこと。

会議室の一つ。豪華すぎて値段設定がまだ決まっておらず稼働していないらしい。低反響部屋で個人的には落ち着かない。



ここまでは一般のコワーキングスペースと同様の設備かなと。オープンしたてなこともありますが全体的に内装のレベルは高いと思います。

ここからは.makeたらしめている工房の部分。

工房はひとつの大きなオープンスペースと、様々な作業に特化した小さな部屋に分かれています。

オープンスペースはこんな感じ。木製のデスクがいくつか並んでいて、その周りをいろいろな設備がぐるりと囲んでいる感じ。

小部屋の方は5億円分の設備というだけあって、ミシンから業務用ハンダ付け器まで幅広くあります。

ただしその多くはまだ稼働していないとのこと。専門性の高い設備はそれを扱えるスタッフがまだおらず、値段設定も決まっていないんだそうです。

今稼働しているのはしているのはレーザーカッターやUVプリンター、キャスティング、ペインティング、ミシン等の比較的ライトなものづくり系で品質テスト周りや業務用ハンダ付け器と言ったところはこれからのよう。

スタッフの確保が難しいのは理解できますが、値段設定等は設備導入するときに考えないんかいと突っ込みたい。

本格稼働の前にまずはスタッフさんの確保を、という様子でした。


ものづくり系の共有スペースでここまで設備を整えているところは他にないと思うのでこれからの展開が楽しみです。

2015年1月10日土曜日

2014年振り返り コンテンツ消費篇

2014年に消費してよかったと思うコンテンツのまとめ。

あくまで僕が消費したのが2014年で、コンテンツそのものは昔からあるものも多いはずです。


球形の季節|恩田陸



2014年は新しい本を余り読まなかった。実用書は何冊か読んだけれど活字の物語は何度か読んだことのあるものを読み返す事が多かった。リアルでかなりストレスフルな生活を送っていたので安心できるところに退避したかったのかもしれない。
そんなわけで恩田陸さんの本も何冊か読み返した。六番目の小夜子、黒と茶の幻想、月の裏側などなど。

そのなかでも2014年に一番良かったと感じたのは球形の季節でした。恩田陸さんの作品では形を変えて人間を「あちらがわ」と「こちらがわ」に二分する設定がちょくちょく出てきます。月の裏側然り。光の帝国然り。この球形の季節もそう。

そのあちらとこちらの分断が、他者という圧倒的に理解不能な広がりを持つ存在を象徴的に描いているように2014年の僕には感じられたのでした。つながってる部分では確かに理解し合えているけれど、その後ろ側に理解不能かもしれないものっすごい広い領域をみんな持ってるんだよね。

そんな様子を地方都市の高校生の日常と非日常に落としこんでいてすごい。

思い返すと本を読んだ時の感じ方にリアルの出来事がよく反映されてますわ。


リトル・フォレスト|五十嵐大介




映画の「夏/秋」からはいって漫画も読みました。たまたまYahoo!で「夏」オンライン先行上映があってみて、よかったので映画館に観に行きました。そのころ地方農村の暮らしに興味があったのと、主演の橋本さんが美しかったのと、食べ物がおいしそうなところに惹かれたのだと思います。

地方農村のはなしはここ数年友人と時々話題になるけど、ぱっと盛り上がって中々具体的にはなっていないです。
橋本愛さんは何年か前に「桐島、部活やめるってよ」をみて、ファンになりました。美しいんですよ。ほんと。

食べ物を、畑で育てるところから始まって、料理して食べるところまでの描写が丁寧に描かれていて元気が出る。映画館で友人とうまそううまそうって言いながら見ていました。


虫と歌/25時のバカンス|市川春子



漫画。買ったのは一昨年かもだけど2014年に何度も読みました。人と、人でないものの物語。
人の情を描くタイプのSF、だと思う。設定が素晴らしく、そこに載っている物語も完成度すごい。

日下兄妹の話が好き。ラストシーン完璧すぎる。

宝石の国も読んでます。


tofubeats



たぶん2014年に一番聞いた音楽。tofubeatsさんは水星のころから聴くようになっていたけど2014年はSummer Sonicの森高千里さんとのステージではじめて生で見て、代官山UNITのリリパファイナルにもいきました。
リリパのほうはむしろラブリーサマーちゃん目当てだったのにその時は酔っ払って眠っていたという。せつない。

音楽ジャンル的にはこれまで全然聞いたことないところなんですけれど、何故か凄く懐かしい感じがして気持ちよく聞けます。うまく言葉に出来ないけど、なんというか、やさしい終末感があって好き。マンガで言えばヨコハマ買い出し紀行みたいな。

終末感のある漫画といえば浅野にいお終末感は優しさが足りないなあと思ってたけど新連載のデデデはちょっと優しさ増してるかな??


LOVE|古川日出男



これも読み返した本。古川日出男さんの文体は妙に硬くってはじめ読みにくかったけれど今はもう慣れました。ファンタージみたいに物理的にありえないことは描かないけど、絶対にないだろうという格好良いフィクションを書く人。この本は東京を舞台に絡み合ういくつかの中編物語を集めた形です。

その中のひとつの自転車を駆る男の子とトバスコとうさぎ係の女の子がでてくる話が好きで何度も読みました。現実を見つめて、自分の居場所を見つけて、前かどうかわからないけど進んでいく子どもたちの描写がすごく良い。ちょろちょろでてくる大人たちも良い。辛くっても前に進んでいこうという気持ちになります。


スワロウテイル|岩井俊二



年末に新宿ミラノ座のラストショウで見ました。いままで2,3回は観ているはずだけどいい具合に忘れていて楽しめました。

ところどころの設定や展開はちょっとどうだろと思うところあるけれどよくわからない力があって元気がもらえる。


Star Mother|Robert F. Young



Robert F. Young ロバート・F・ヤングもよく読みました。2014年は奇想コレクションでたんぽぽ娘も出てほくほくでしたよ。

Star Motherはとても短いお話なのですが、宇宙開発時代の初期(と言っても実際の、ではなく仮想の)を舞台にヤング得意の喪失感、哀愁、やさしさが凝縮されていて何度も読みました。ふと思いましたがヤングとディケンズて少し似てるような気がします。


Ingress|Niantic Labs


Googleの社内ベンチャープロジェクトNiantic Labsによる位置情報を使ったARゲームのIngress。
7月にiOS版が出てしばらくしてから始めました。それ以降の僕のアウトドアアクティビティの大半を占めていたと言っても過言ではないです。

家の周りの神社やら公園に詳しくなったり、ゲームを通して新しい発見があり面白い、というのがはじめの印象だったのですが、途中から縄張り争いという根源的なところを暴力的に刺激されてはまっていった感があります。
最近は若干バーンアウトしてゆるゆるやっています。


沖縄/宮崎|日本 


8月の終わりに無職男2人で行った沖縄と宮崎。素晴らしかった。

風土と文化、歴史は至上のコンテツですよ、やっぱり。

宮崎は高千穂に初めて行ったけれどさすが天孫降臨の地。伝承が息づいている感じがしました。天安河原の積石にはぞっとした。


他にもいろいろ漫画とかアニメとか小説とか映画とか消費してましたが、特に心に残っているのはこんなところでした。
振り返ってみてもやっぱり物語が好きで、2015年も物語を消費するというのが生活中心にあると思います。