2013年9月22日日曜日

第8回人・形展@丸善・丸の内本店4F

「第8回人・形展」にふらっと入ったらゾッとしたという小並感。丸の内オアゾの丸善で本を見繕っていたら、4Fで無料の展示をやっていたので覗いてみたら面白かったっていうそれだけの話です。普段見ないものを見るといろいろ考えが巡って面白い。



人形って怖い。何が怖いって、あんまりおおっぴらに出来ないような感情がざわつかされるところです。
上のフライヤーの写真のように、割とリアルな幼い女の子の人形が多かったのですが、見ているうちに、作っている人が感じているのかなと思う純粋さとか幼性へのあこがれというか固執への共感だったり、逆に嗜虐性とか破壊衝動のようなものが自分の中で頭をもたげてきて怖いんですよ。

単純に綺麗、とかすごいとかで済ませられない自分が残念です。そのあたりの感情を掘り起こすと自分の中にドス黒いものが見えそうですごく怖い。あーやだやだ。

ちょっとネガティブなコトバになるけど「気持ち悪い」という感情も近いです。対象物が、というよりもそれによって呼びおこされる自分の中の嫌な部分が気持ち悪いという感じ。

まあ、まともな人が観たら全然こんなこと考えもしないんでしょうが。

先に、幼い女の子の人形が多かったと書きましたが、もう一つ異形の者の造形も多かったです。半人半獣の神話の登場者とか伝承に出てくる化物とかですね。

試験管に入った小さな人魚の人形などもあって、なぜだか小説の方の『木島日記』を思い出しました。

そういえば『多重人格探偵サイコ』のラストってどうなったんだっけ。関係ないですね。

人形をリアルに作ろうとすると、子供や幼児になるのはすごく自然な気がします。サイズ小さいほうが作りやすいですから。
でもなんで女性の人形にかたよるのでしょう。作者が男性か女性に寄っているのでしょうか。フライヤーの名前だけだと判断がつかないな。

人形遊びが女児の遊びとして位置づけられていたように、人形自体が女性的な存在なんですかね。
土偶の時代から女性像のほうが多かったようですし。土偶の時代だと制作時点からジェンダーで分かれていそう。この場合は女性ですかね。男どもは狩猟に行き、女どもは採集物を煮炊きするときに併せて創ってしまう。

などと人形について色々と頭を巡らせてしまいました。面白いので近くに用があったら寄ったら良いとおもいます。24日までですけども。

2013年9月3日火曜日

台北の文具のおみやげに台湾師範大学のノベルティショップがいい感じ

散歩していて見つけた台湾師範大学のノベルティグッズショップが台湾っぽいモチーフの文具などを扱っていて良い感じだったのでそのメモ。


ようやくいい天気になったので散歩でもしようと永康街のまわりをふらふらしていたんですが、たまたま師範大学に行き当たったのでちょっと覗いてみました。
9月の始めの平日ということで新入生の学内ツアーをやっていてなかなか賑やか。
屋外のカフェとかもあってなかなかよい感じです。


キャンパスはいくつか点在しているのですが、件のノベルティショップのあるのはメインキャンパスから道を挟んだ向かい側の図書館のあるエリアです。



門を入って右手に21世紀風味館というごはんやさん(サイゼリアとか)が入った建物があって、そこのホールにグッズが飾ってあったので気づきました。ちなみにグッズはHP(http://eshop.ntnu.edu.tw/)でも見られます。

実際のショップが有るのは大学図書館の中。図書館はゲートがあって自由に出入りはできませんがカウンターでお願いすると身分証(パスポート)と引き換えに入館カードを出してくれました。

おいているものは、師範大学に関するものはもちろん、台湾や中国の歴史に関するモチーフを使ったノートや手帳、ファイル、定期入れまで色々あります。大学らしく文具が中心ですが、マグカップやピアスなども。




写真がよろしくないですが、手帳と絵葉書をいくらか買い求めました。絵葉書は本屋さんなんかで買うより若干安め。店番をしていた大学の女の子が可愛らしかった。
永康街からも近いし、文具好きだったりしたら、足を伸ばしてみたら良いと思います。

2013年9月1日日曜日

台北のエスカレーターは大阪式

台北のエスカレーターは大阪や仙台と一緒で急ぐ人は左です。ちなみに車は右側通行。駅の階段は右側通行。徒歩でも、地下通路なんかをみていると右側通行の人が多いようです。つい左に寄っちゃって焦る。


また、やたらと床に座る。修学旅行生みたい。


それだけ

台北から九份へバスと鉄道で行ってくる

台北から九份へバスで行って鉄道で帰ってきたのでそのメモなど。

天気予報通り朝から雨が降っていたものの、せっかくだし観光地の1つぐらい行っておこうと思って宿においてあったガイドブックに載っていた九份ヘ行ってきました。


九份へのバスはMRTの忠孝復興站の近くのバス停が使いやすい、とガイドブックにあったので行ってみましたがガイドブックの地図に載っていた忠孝東路沿いのバス停にはそれらしき行き先は書いてありません。

困ったなあ、と思いましたが、ちょうどMRT忠孝復興站から連なる地下街に旅行者向けのインフォメーションセンターがあったので、そこの女の子に聞いてみました。こちらが日本人だとわかると日本語のメモ見ながらたどたどしい日本語で場所を説明してくれます。可愛い。
バス停は忠孝東路から安東街にちょっと入った所にありました。ガイドブックは2011年のものだったので場所が変わったのかもしれません。あるいははじめから間違っていたのかも。

バス停にむかっていると、九份にいくのか、とおじさんが話しかけてきます。なにやら乗り合いタクシーの営業のよう。バスだと102圓で2時間かかるけど、こっちは40分で200圓だよ、とのこと。特に急いでいるわけではないのでバスでいくよ、って言うと残念そうにしていました。

実際のバスの所要時間は1時間半くらい。料金は小銭ないと言ったら100圓にまけてくれました。



基山街はおみやげ屋さんや食べ物やさんが連なって賑やかな場所ですが、ちょっと横道に入るととたんに静かになります。そして迷路みたいに階段が縦横に走っていて面白い。散歩には持って来いです。ちなみに上の写真の道を原付きが走ってたりしてちょっとびっくりした。



そして猫や犬が沢山いました。そういえば台湾は猫カフェ発祥の地だそうですね。さすがに1人で行く気力はないですけど。




ぶらぶらしていたら雨が激しくなってきたので早々に帰ることに。どうやって帰ればいいのか旅行者向けの案内所に聞きに行くと、おばちゃんが日本語で親切に教えてくれる。英語で話しかけたら日本語で返される不思議。
バスと列車があるけど列車が安くておすすめ!というので帰りは鉄道で行くことにします。山を下るバスはほとんど駅に行くというので、ちょうど来たバスを捕まえて駅に行くかと問うと行くというのでそのまま乗り込みます。瑞芳駅まで15圓。

駅について窓口で台北行きのチケットおくれと英語で言うも、また日本語で「後2分でくるから急いで!2番ホーム!」と返される。観光地なのもあるだろうけど日本語率高いなあ。日本人かどうか聞かれもしないけれど顔でわかるのだろうか。モンゴロイドで下手な英語しゃべる奴はまあ日本人って判断なのかな。台北駅まで59圓。バスと違って揺れないので快適でした。

思い立ってふらっと行ってきましたがなかなか良い所でした。そして、計画性がなくよくわからないまま行ったのにすんなり行って帰ってくれたのは、親切な皆様のおかげ。今日のことだけでなく、台湾の特に女性は親切だなあと思います。世話やきというか。
いろいろと頭上がんないですね。

2013年6月2日日曜日

K-01、K-30スペック比較|物欲

K-01を使っているのですが、晴れた日の真昼間などやっぱりファインダーが欲しくなる時があり、K-30欲しいなあ、と最近思っています。
そこでK-01がディスコンになっていまさらですが、K-30とカタログ値を比較してみました。

K-01
K-30
外寸
質量
約121mm×79mm×59mm
約560g(専用電池、SDカード含む)
約128.5mm×96.5mm×71.5mm
約650g(専用電池、SDカード含む)
撮影部 CMOS 23.7×15.7mm
有効画素数 約1628万画素
総画素数  約1649万画素
ダストリムーバ 撮影素子駆動+SPコーティング
ISO 100〜12800(拡張100〜25600)
CMOS 23.7×15.7mm
有効画素数 約1628万画素
総画素数  約1649万画素
ダストリムーバ 撮影素子駆動+SPコーティング
ISO 100〜12800(拡張100〜25600)
ファインダー なし
外付けも不可
ペンタプリズムファインダー
視野率100%!
フォーカス
(ファインダー使用時)
なしTTL位相差検出式AF
SAFOX IX+ 11点測距
フォーカス
(ライブビュー時)
コントラスト検出式AF
フォーカスアシスト、拡大表示
コントラスト検出式AF
フォーカスアシスト、拡大表示
露出制御 露出補正±3EV
シャッタースピード 1/4000〜30、B
露出補正±5EV
シャッタースピード 1/6000〜30、B
連続撮影 約6コマ/秒約6コマ/秒
電子水準器 なしファインダー内(水平方向のみ)
モニター表示(水平+煽り方向)
動画 FULL HD 30FPS
内蔵ステレオマイク。
外部マイク端子あり
FULL HD 30FPS
内蔵モノラルマイク。
外部マイク端子なし
耐候性 なし防塵防滴
アストロトレーサー 未対応(2013年6月1日現在)対応
外部インターフェイス USB2.0High Speed
AV出力端子
HDMI出力端子typeC
ステレオマイク入力端子
USB2.0High Speed
AV出力端子
外部レリーズ端子

概観 マーク・ニューソンデザインの独特なレンガ型。可愛い(個人の印象です)
3色展開
内蔵ストロボとグリップがやたらと出っ張っている独特のフォルム(個人の印象です)
18色展開

スチルに関しては、K-01でできてK-30にできないことはなさそうです。
動画メインだとK-01のほうが良さそうですが、それならそもそもKシリーズ選ばないかな。

K-30、お店で触って来ましたがシャッター音が結構大きい。
ライブビューからの撮影時も一度ミラー下げてるのかバチャバチャと音がします。
そこが難点。
K-5Ⅱ系はさすがにもちっと静かだけれど経済的に範囲外だ。

外観は個人的にはK-01のが好きです。K-30のあのリーゼントみたいのは一体なんなのだろうかと。安価にストロボの高さは稼げると思いますが、すきじゃないです。

色はシルキーホワイト一択。クリスタルホワイトで良ければマップカメラのアウトレットで、もう買っていたと思いますが、クリスタルのテカテカ感はちょっと好かないです。

オーダーカラーがボディ単体で4万円くらいだったらすでに注文していたのでしょうが、もうちょっと悩みます。

K-01に外付けでもファインダーがあれば悩まなかったのになあ。

(これ、完全に買うパターンだ。。)


2013年5月31日金曜日

7月 | bloodthirsty butchers

吉村秀樹 2013年5月27日没 享年46歳
Hideki Yoshimura died at 46 years old on May 27 2013.
I regret your death. R.I.P.






梅雨入りして、夏はすぐそこ。

2013年5月3日金曜日

SMC Pentax-A 50mm F2.8 Macro + K-01試し撮りレビューメモ

SMC Pentax-A 50mm F2.8 MacroというPentaxの古いマクロレンズを入手したので、K-01に装着して試しに遊んでみました。K-01を手に入れてから、マクロレンズ楽しそうとはずーっと思っていたのですが、漸く入手しました。



とはいえ、SMC Pentax-A 50mm F2.8 Macroの倍率は0.5。最近のマクロレンズはほぼほぼ1倍ですから、そこまで寄れるというわけではないのかも。最短撮影距離は24cm。よるときに怖いからと思ってプロテクターが届くまで外に持ちだしていませんでしたが、24cm位ならそんなに気にしなくても良かったかもしれません。因みにフィルター径は49mmです。
それでもSMC PENTAX-A 35-70mm F3.5-4.5の似非マクロよりは随分寄れる感覚があります。



Aレンズなので、AEモードも全て使えます。オートフォーカスはありません。

マクロレンズを手に入れた喜びで、最短撮影距離出ばかり撮影して遊んでいましたが、ピントが厳しくてたいへんです。屋外で花など取ろうとしても、風で花は揺れるわ、天気が良くて液晶見難いわ、シャッター押すときにカメラ動かしてしまうわでなかなかピントの合った写真が取れません。ファインダーの無い機体じゃ手持ちだときついのかもと思ってしまいます。



それでも、今まで写せなかったものが写るというのはそれだけで楽しい。沢山遊んでうまく撮れるようになろう、と思う。同時に、一眼レフ欲しいとも。一眼レフでなくてもファインダーがあるボディがほしい。背面液晶見ながらというのはどうにも慣れないです。そういえばPentaxは今年新しいボディを発表するそうで楽しみ。

対象が固定物だとピントの面では幾分かまし。



友達の誕生日にもらったミクさん。ねんどろいどって粘土でできているのかと今まで思っていました。


2013年5月1日水曜日

自分ごとだと人は動く(博報堂DYグループエンゲージメント研究会 )|読書記録

ある人がある人に薦めていたので、近くの図書館で借りて読んでみました。天下の博報堂DYの網衆時代のマーケティング本。


「自分ごと」だと人は動く

消費者の移り変わりを、大衆→分衆→網衆というコトバで表現しています。網衆というのは初めて聞きました。クリエイティブ資本論も、WORK SHIDFTも民衆or消費者が多様化しているし、ますます多様化していくと述べていましたが、そのあたりはもう共通認識として理解していいのかなとおもいます。
網衆というのは、多様化した個が網のうように繋がって影響を及ぼしあってている様を表現しているようです。

消費者の多様化と、情報化社会によって身についたシェアする力とスルー能力。そんななかで、どうしたらメッセージを受け取ってもらえるか。
タイトルに有るように、いかに「自分ごと」と共感してもらうかがカギと展開していきます。

実例もあってわかりやすく、読みやすい取っ付きやすい本だとおもいます。

面白かったのはマーケティングの手法が変わっても、上手くやれるっていう自信が垣間見れるところ。どんなに個々の使える情報処理機能やアクセスできる情報が増えたって、朝から晩までマーケティングのこと考えているプロはつるりと入ってくるのかも。
情報処理がよりパーソナライズしていくなかで広告というものは広告のように見えなく、でも緻密に計算されて、するりと懐に入ってくるものになるんでしょうかね。

この本で書かれている方法論はものすご~く現実的で、よくあるWEBマーケの本みたいにマスメディアの力を軽視したりしていないし、現実をそのまま捉えて最適解を求めているみたいで好感が持てる。さすがです。仮にテレビが消えたって、彼らは滅びないだろうなとおもいました。

2013年4月27日土曜日

Google XML Sitemapsを入れたのに設定に表示されない!|Wordpress

Wordpressで構築したサイトのSEOで必須のプラグインといえばGoogle XML Sitemaps。どんな紹介記事でもAll in One SEOとともに必ず紹介されています。

そんなメジャーなプラグインですが、導入の際に気をつけたいことがひとつ。
画像をクリックで拡大

似たような名前のプラグインが2つあるんです。

よくSEOブログなどで紹介されているものは、上の画像で矢印で示している「Google XML Sitemaps」の方です。こちらをインストールし有効化すると、設定のところに「XML-Sitemap」が追加され、そこからXML Sitemapの作成ができます。

一方「Google XML Sitemap」の方をインストールした場合には設定へは何も追加されません。とはいえ、XML Sitemap自体は自動で作成されており、<サイトのトップページURL>/sitemap.xml にアクセスすると確認できます。

どちらが良いとは一概にはいえませんが、「Google XML Sitemaps」のほうが設定も変更できますし、多くのブログ等で解説されていて安心かもしれません。
もし、ブログでみたとおりにインストールしたのに設定メニューが増えないよ!という(僕みたいな)人がいたら、インストールしたプラグインの名前をもいちど確かめてみましょう。

クリエイティブ資本論(リチャード・フロリダ)|読書記録

リチャード・フロリダさんのクリエイティブ資本論を読みました。リチャード・フロリダさんはトロント大学の都市社会学者で、クリエイティブ・クラスのコンセプトで有名です。



クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭

3つのTという考えをベースにして、実例による検証と、都市や企業がそれを捉まえるためにどうしていくべきかという話が展開されます。

3つのTとは「Talent(才能)」「Technology(技術)」「Tolerance(寛容性)」で、これらが揃っている場所で価値ある物が生み出されているとしています。

特にTolerance(寛容性)の話は面白いです。
その地域の同性愛者の数から割り出すゲイ指数や、芸術家などの数から導くボヘミアン指数を用いて地域の寛容性を評価しています。
そしてアメリカの各都市におけるそれらの数値と、地域の経済性、発展性に強い相関性を持って寛容性の重要性を訴えます。

そして、この多様な人達に居心地のいい場所に、Talent(才能)が集まり、Technology(技術)と相まって発展を満たしていくという考え方をベースに、都市や企業がどのような環境を提供していくべきかという話を展開していきます。

また、クリエイティブ・クラスという新たな階級のコンセプトについての記述も多いです。彼らにどんな傾向があり、何を好むのか。主にワーキング・クラスとの対比で描かれています。

クリエイティブ・クラスについて著者は、すでに台頭し、これからの社会を主導していく階級としています。けれど著者も懸念しているように、これらの人達自身の階級としてのまとまりや自覚は薄いと思います。

でも僕はそれで良いと思っています。著者の言うようにクリエイティブ・クラスは多様性のある環境を好みます。階級としてのまとまりを求めるという行為は、多様性に対する寛容性とは逆行することのように思えるのです。

正確に言えば、著者は多様性に対する寛容性のある場所をクリエイティブ・クラスは好むとしていますが、クリエイティブ・クラスそのものが多様性を持っているとは断定していないように思います。実際、クリエイティブ・クラスはアクティビティが好きだ、といったように類型化を試みています。

僕はこのところには少し疑問を感じていて、クリエイティブ・クラスそのものが多様性を持っていて、そのような類型によって捉まえるのは難しいのではないかと思っています。(例えば彼らがみんな長時間労働するかどうかは疑わしいと思っています。)

そして、その多様性の中から、またかつてのように大多数の人に受け入れられる(あるいは大多数を支配する)新たなスタンダードが生まれるのかもしれないと思います。でもそれほどのものを生み出すためには多様性という創造性の温床が必要なのではないでしょうか。

だとしたら、社会は一度発散せんばかりに多様なセグメントに分解されていくのかもしれません。著者の言うような現在のクリエイティブ・クラスが階級としてまとまって社会を変えていく、というシナリオはちょっと腑に落ちないのです。





2013年4月7日日曜日

南千住瞑想倶楽部

いまの住まいには屋根裏部屋があります。冬は冷蔵庫、夏はサウナ状態ですが、この時期の夜は過ごしやすい、ちょうど良い気温です。
そこへ夜な夜な、キャンドルを1つ持って上がって行って考え事をする程度に、今の私は病んでいます。



蝋燭の光は昔から好きです。ロウソクにかぎらず、炎のだす光が好きです。こどものころ、庭で焚き火をして、その炎を、炭になって赤さが消えるまでずーっと見つめていたことを思い出します。

楽な姿勢で腹式呼吸を意識しつつ、余計な考えを頭の外に追い出していくイメージ。

屋根に風で砂状の何かがたたきつけられる音がします。先日雨が降っていたときは絶え間ない雨音で逆に気になりませんでしたが、法則性のない時折する音は意識に刺さってきます。

自分に価値を見いだせないほど辛いことはないなあ、と最近思っています。
ほんとうはそれが一番辛いことであるはずはないと知っています。今この時辛く感じていることが一番辛く感じるだけの話でしょう。過去の辛さも、未来の辛さも再現することはできません。今つらいことが常に一番辛いことなのです。

あんたは空っぽだ、あの人がそう言う場面が浮かんできます。自分が空っぽなことは随分前から知っています。それを改めて言われた所で、どうしたら良いのでしょう。

今のままでは駄目なことはわかっています。だが、どうすればいいのかわからない。見る前に飛ぶしかないのでしょうか。変化そのものを善とするしか無いのでしょうか。

ふと、キャンドルの炎が揺れ、影が波たちました。
窓は閉まっています。何が起きているのかわからず、頭の後ろが粟立ちます。
しばらく身体を硬直させた後、自分の呼吸が、おそろしく荒くなっているのに気づき、私は一人、虚しく笑いました。




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ちなみに、実際うちの屋根裏は夏はサウナ、冬は冷蔵庫のうえ、立ち上がれるほどの高さもないのですが、ここに1年弱住んでいた友人がいます。すごい。


K-01がいつの間にか生産終了になっていた件|Pentax K-01

なんとなくペンタックスのHPを見ていたらK-01が生産終了製品一覧に加わっていました。
いつのまに。予想はしていたとはいえ1年足らずで、寂しいものです。可愛くて好きだったのですが。後続機のアナウンスもありませんね。


K-30やK-5Ⅱが好調ですし、ペンタックスのフルサイズミラー機が今年中に出るという噂もあります。ペンタックスブランドではミラー機に注力して、APS-Cサイズのミラーレスはもう手を出さないのでしょうか。
他のメーカのように新しいマウントで薄くて軽いミラーレス機を出すってこともあるのでしょうかね。QみたいにKマウントのアダプターを出してくれるならそれでもいいかなとも思います。

35mmフィルム機のマウントを引き継いだデカいミラーレスという不思議なポジションの機体は、K-01が最初で最後になってしまうのでしょうか。
EVFの性能の向上によっては復活の目もないとはいえないと思うのですが、どうなんでしょう。


2013年4月2日火曜日

第陸回深夜徘徊イベント

一般社団法人いっぱんじん連合が主催している深夜徘徊イベントに参加して来ました。3月30日24時30分に集合し、29時まで深夜の街を歩くという謎のイベントです。
因みに、この記事を執筆している2013年3月31日21時現在、一般社団法人いっぱんじん連合のホームページが表示されないです。参考に見ようと思ったのですが。
そんな謎の団体が運営している謎のイベントです。


徘徊コースなどは主催団体のブログにその内載ると思うので詳しくは記しませんが、恵比寿がスタート地点で東京タワーの周辺をブラブラ歩く感じでした。
この日は朝からべつのイベントを手伝っていて、そのあと仲間内でお花見をやり、そこから更にこのイベントに参加するという割と休みない一日だったので、集合した時点ですでに結構眠かったです。

コースとしては見知った場所の近くが多く安心感がありましたが、全然知らない人の先導でつらつらと歩くのはなかなか新鮮で面白かったです。ただ付いて行けばいい、ので頭空っぽにして歩けそうな感じ。
とはいえ、十数人の参加者がいてみなさん結構お話しながら歩いていたりするので、その会話が耳に入ってきます。それで想起されることいろいろと考えながら、なんとなく足を動かす、というふうに進んで行きました。
眠いのもあっていつもにもまして人と話さず、集団の安心感に包まれつつ。

3分の1くらい進んだところから雨が振ってきて寒かったり、カバン下げてる方の手の感覚がなくなったり、あんまり体調よくなかったですけど、辛い感じはしなかったです。お酒残ってたのもあるのかな。トランス状態?

まあ不思議で楽しいイベントでした。

でもまあ、散歩は2時間くらいでいいかな−って思った。

2013年3月31日日曜日

ふじのきさん家(ふじのきさんち)オープニングイベント

ふじのきさん家オープニングイベントの概要

2013年3月30日にふじのきさん家(ふじのきさんち)のオープニングイベントがありました。ふじのきさん家(ふじのきさんち)と、近くのふじのき公園を会場にしたもので、生憎の曇り空の下、気温も低かったのですが多くの方々がいらしていました。
ふじのきさん家では各種講座などが開かれ、ふじのき公園ではバザーや焼きそばなどの屋台が出店されました。
ふじのきさん家(ふじのきさんち)は「すみだ燃えない・壊れない街づくり会議」という枠組みの中から生まれた曳舟にあるコミュニティスペースです。詳しくはこちらを御覧ください

ふじのき公園での準備の様子

当日の様子

ふじのきさん家のほうはチラ見程度で、ふじのき公園の会場しかよく見ていませんでしたが、子供連れの周辺地域の方と町内会のメンバーの方の参加が主だったように思います。公園では、焼きそばやフランクフルト、ポップコーンなどの食べ物のご提供と、バザー、こどもたち向けのゲームなどが提供されていました。

公園ではお金のやり取りが出来ないということで、食べ物がほしい時は、ふじのきさん家の方へ行って、チケットを買ってから公園で貰わなければなりません。
面倒なシステムでしたが、みなさん素直にチケットを購入しているようで、お昼時の焼きそばなど結構な列になっていました。

幅広い世代の周辺住民への認知という意味では一定の成果があったのではないかと思います。運営側のメンバーにも以前のイベントでは見られなかった人たちも散見されました。
ユーザー側、オペレーション側双方で参加者が増えてきているようで、徐々に認知度が高まっていることが実感出来ました。

いよいよ4月2日からふじのきさん家(ふじのきさんち)がオープンするということで、これからの展開が楽しみです。

公園の桜も綺麗でした

参考情報

2013年3月23日土曜日

鶯谷公園|鶯谷駅南口至近の児童公園

鶯谷公園とは、東京都台東区根岸1丁目3に位置する児童公園である。JR鶯谷南口より徒歩2分。道路と一面で接しており、その反対側はJRの線路と接している。滑り台、ブランコなどいくつかの遊具が設置されている。


鶯谷駅は山手線の駅で一番利用者数が少ないと聞いたことがあります。また、山手線の駅で唯一、みどりの窓口のない駅だそうです。
結構長い間鶯谷駅を最寄り駅とする場所に住んでいたので僕にとっては馴染みのある駅ですが、多くの人にとってはそうではないでしょう。

駅が賑わうのは年に一度の入谷朝顔まつりの際と、お墓が周りに多いのでお彼岸の時期など。そういった時に来たことがない人にとっては山手線で通るけど降りたことのない駅の1つでしか無いと思います。

とはいえ、その沿線の風景から記憶に残っている人もいると思います。山手線沿線でもこれほどラブホテルが線路沿いに並んでいる駅はないでしょう。鶯谷=ラブホテル街と頭に刻まれているのではないでしょうか。

でも駅前にラブホテルしか無いわけじゃないです。飲み屋とパチンコ屋もたくさんありますよ。人の欲望が形になったような駅前ですね。

そんな、ラブホテルと飲み屋の狭間に、小さな児童公園があります。正面には道を挟んでラブホテル。反対側は線路。児童公園で遊具も置いてありますが、場所柄児童よりも大人の利用者が多い印象。休憩時間にたばこを吸っている労働者や、周辺産業の休憩中の従業員など。僕がいく時間のせいかもしれませんが。

そんな薄暗い公園ですが、桜の木が数本立っていて人もまばらなので、桜の花の時期に近くを通る時にはふらっとよっています。

上野公園の人混みよりはずっと好み。


2013年3月16日土曜日

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法(橘玲)|読書記録

勧められてよんだ橘玲さんの『残酷な世界で生きのびるたった一つの方法』の感想などのメモ。


残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

タイトルから受ける印象は「方法」のところに重点を置いているようだけれど、中身の配分は逆。本の大半が、この世界がどんな風に「残酷な世界」であるかの解説に割かれている。

進化心理学を軸にさまざまな文献を引用しながら人間社会、日本社会がどういうものなのか、人間がどういう性質を持った生き物なのか、著者の持論が展開されている。

書名の「生き延びるたったひとつの方法」は最終章でやっと触れられる。基本的には著者がこの本の1年前に出版している『貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』の「雇われない生き方」≒マイクロ法人となるというのがその答えだ。

そういう意味では、以前から著者が主張している「雇われない生き方」を支持するような文献を集めて解説しているというふうにも取れる。一次資料にあたっていないので、それぞれの説がどの程度信憑性のあるのかはわからない。

とはいえ、ぼくらの生活する世界やぼくら自身の性質についての記述は読んでいて面白いし、腑に落ちる説が多い。少なくとも冒頭で挙げられている自己啓発が謳っているような「努力して自分を変えて幸せになる」という文句よりはずっとずっと納得感がある。

著者の述べる「残酷な世界を生き延びるたったひとつの方法」に賛同するかどうかは別として、この世界や自分がどういうものか考える一助になる良い本だと思う。

「残酷な世界」とタイトルにあるけれど、世界が残酷だ、というよりは、常識を捨てて(著者の主張する)真実を受けいるという行為自体が人にとって残酷かもという印象。受け入れるなり、1つの考え方として認められれば世界はそんなに残酷ではないと思う。

いろいろ面白い話があったけれど、一番印象に残っているエピソードは著者の就職にまつわる話だったかも。カネコさんと著者のやり取りが妙に面白い。

しかし『〜する方法』ってタイトルの本多いね


2013年3月11日月曜日

100円のコーラを1000円で売る方法(永井孝尚)|読書記録

永井孝尚さんの『100円のコーラを1000円で得る方法1&2』をこないだ読みました。とっつきやすくていいんじゃないと貸してくれたのでさらっと。


100円のコーラを1000円で売る方法


100円のコーラを1000円で売る方法2

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んだ時にも思ったけれど、物語が全然面白くない。こういう物語仕立てで既知のものごとをわかりやすく書いてある本って、みんなそうなのかな?

でもまあ、面白いことを目的として書かれているわけでは無いだろうからいいのか。

この手の本は、読み手の想像力を補うためにこういう物語調なのだと思います。教科書みたいな文体でマーケティング理論について書かれていてもわかんないですもん。自分の日常レベルまで落としてくれないとさあ。
だからより具体的に、白々しいまでにその辺で起こってそうな、そんな舞台設定で解説してくれる本が要るのですよ。
理論を身近な出来事に当てはめたり、ケーススタディをするなんて高度な想像力を駆使しなくてもわかった気になるためにさ。

Coursera初体験を終えて

12月頃から、知人がおすすめしていたCourseraのコースの1つ、Think Againを受講していました。随分ビハインドしたけれど、今日、最終期限ギリギリでなんとか最後の課題を終わらせたので、初めてCourseraでコースをとった感想などをメモ。
Courseraってなんぞ?というかたはこちらもどうぞ
CourseraのThink Againが面白くてひろくおすすめしたい

http://www.corsera.org/

オンラインで講義を受けるということについて

Courseraどころか、オンラインでコースを受講するというのはこれが初めての経験でした。オンラインで人が話しているのを見る、というのは多くの人にとって自然な行動になっていると思います。ぼくも生まれた頃にはテレビがあったので人が画面の中でしゃべっているのを見るのは違和感ゼロです。オンラインでも故ジョブスのプレゼンをYoutubeでみたり、Tedの講演をビデオで見たりしたことがありました。人が話しているのをPCの画面上で見ることには抵抗がありません。

でも、クラスとなると勝手が違ってきます。疑問点がある時にはどうしたら良いのか、理解度のチェックはどうなるのか、成績はつくのか、つくのであればどのように評価されるのか、ただビデオを再生すればコースが成り立つものではないです。そのあたりをCouseraがどのように扱っているのか説明しながら感想でも書いていこうと思います。ただ、まだThink Again 1コースしか受けたことがないので、もしかしたら他のコースでは違うのかもしれません。

コースの構成について

基本的には週に1回、講義のビデオと理解度チェックの選択形式のエクササイズが新たにアップデートされます。

講義のビデオはオンラインでストリーム形式で見られますし、ダウンロードすることもできます。ストリーム形式では再生速度を調整したり、英語の字幕を表示することもできます。また、スクリプトを単体でダウンロードすることもできました。
このあたりは英語を母国語としない人や、常にオンラインではいられない人への配慮もあり、行き届いているように思います。

エクササイズはビデオ講義の内容についての理解度を計る選択形式のものです。解き終わると自動的に採点され、解説が表示されます。Think Againの場合は、エクササイズは何度でも挑戦することができます。

それから、3週間に1回、Quizが出題されます。それまでの3週間の内容について問うもので、こちらも選択形式です。こちらも自動的に採点され解説が表示されますが、1度しか挑戦することができません。でも似たような内容のQuizが4つ用意されており、それぞれ1度だけ挑戦出来ます。

疑問点について

講義で疑問があった場合にどういうふうに解決するのか、単純にビデオを見直す、ということはできますが、それだけで解決するとは限りません。
そうした場合に対しては、フォーラムやGoogle Hangoutなど、受講者同士のコミュニケーションを促進する機能が提供されています。相互扶助で乗り切れということでしょうか。無料のコースなので教員やTAがサポートというわけにはなかなかいかないのでしょう。

残念ながらフォーラム等には参加出来ませんでした。正直そこまで余裕なかったです。
エクササイズの解説がしっかりしたものが用意されていたので、講義を見て、エクササイズを解いて、解説を読み、もういちどエクササイズを解く、という流れでおおかた理解できたつもりでいました。

講義のボリューム感

始める前に思っていたよりも結構重かったです。12月1月は比較的時間に余裕のある生活を送っていましたが、毎週次の週の講義がアップデートされてから前の週のものを慌てて消化する感じでした。
2月になって忙しくなってくると、全く追いつかなくなって、こうして延ばし延ばし、最終期限ギリギリまでひっぱてしまいました。他にもいくつかのコースにエンロールしていましたが、同時期に複数コースはこなせないと思いアンエンロールしてしまいました。

これは、講義のボリューム感というよりは、生活の中でどれだけ時間を避けるかという問題だと思います。ただ講義を見てエクササイズとクイズをこなしていくのであれば、週に3時間程度をとられればこなせるものと思います。

あったらいいなと思ったもの

進捗管理システム。
コースを終わらすためには、最低限いつまでに何をやらなければいけないのか、ひと目で分かるページがあるといいなと思いました。せっかくのオンラインプラットフォームで、必ずしも時間のたっぷりある学生だけが受講しているわけではないでしょう。限られた時間の中、新しい知見を求めて受講している人もいるはずです。
エクササイズやクイズが点在していて、締め切りもいろいろだったりするので、上手に管理できずにうっかりやりそびれてしまったということもあるかもしれません。そういうところはシステムでサポートしてくれるといいなと思います。

コースをひと通り終えて

実はまだ成績が出ていないので、無事にひと通り終えているのか自信がありません。成績評価についてもそれが解るまではなんとも言えません。

常に遅れ気味だったとはいえ、英語のビデオを定期的に聞いて問題をこなしていけたのは、内容が面白かったからです。こんな風に知的欲求を満たしてくれるコンテンツが増えてきているのは本当に歓迎すべきことだと思います。

ビデオのように視覚情報があると読書とはまた違ったインプットのされ方があると思います。また、理解度のチェックなども用意されていて知識の伝達の正確さも一定程度担保されているように見受けられます。

英語の講義なので、だれにでも推められるわけではないですけれど、スクリプトもありますし、興味あることを学べて、ついでに英語の表現なんかも学べると思えば一石二鳥です。

また興味を惹かれるコースがあったらとってみようと思います。

最近のCourseraの話題

最近では、Courseraのいくつかのコースで米大学での認定単位が取得できるようになることが話題になりました。認定には別途料金がかかるようです。まだまだ該当するコースは少ないようですが、地理的な要因や時間的な要因が教育を受ける障害となることがどんどん少なくなっていきそうです。まだ、Courseraの事業価値も高まっていくように思います。

もうひとつ、日本では東京大学がCourseraに参加することが決まっています。秋入学の話もありましたが、Courseraで世界に向けて英語の講義を発信していくことで国際化を進めていこうとしているようにみうけられます。

2013年3月10日日曜日

仕事のこととか季節の変わり目に整理しとく



この週末、東京は随分と暖かです。半袖で外を歩ける陽気。散歩日和。季節の変わり目。
ふらふら歩きまわりながら、花粉症でまわらない頭でつらつらとこれからの生活のことなど考えていました。

最近生活のパターンが変わりました。大きな理由はメインの仕事が変わったこと。実は去年の12月くらいからほとんど働いていなかったのですが、2月から新しい組織に属して新しい仕事をはじめました。

昨日たまたま人と話していて、生活と仕事に対する気持ちについて考える機会があったので、自分のために一度今の考えを整理して残しておこうと思います。

仕事についての基本的な気持ち

ぼくの一番基本的な仕事に対する気持ちは、「仕事したくないな」というものです。こんなこと書くとダメ人間だと思われそうですが、実際そうです。ものぐさな人間で面倒なことはしたくありません。できることならダラダラ生活したい。「仕事は面倒なこと」だと思っています。

仕事をしていくためのドライブ

一方で「仕事しないといけない」とも思っています。これは現時点では即物的な欲求によるものが大きいです。美味しいものを食べたいし、屋根のある場所で眠りたいです。カメラやガジェットがほしいですし、本も読みたいです。なにせ生活にはお金がかかります。お金を稼ぐには身体以外に資本のないぼくは働かなければなりません。

でも、ぼくの即物的な欲求は仕事をしていくドライブとしては弱いです。生活のレベルを落としていくことがそれほど苦ではないし、必ずしも生活を続けていくことに拘らなくてもいいかなという気持ちもどこかにあります。

そんななかで、生活を続けていくこと、仕事をしていくことのドライブになりうるもう一つの気持ちが、「世界を良い状態にしていくのに貢献したい」という気持ちです。なんだか高尚な風にもとれますが、別にそういうわけではありません。そうでもなければやってらんない、という感じです。

空っぽだから求めるもの

たぶん、自身の欲求レベルが低いのだと思います。上記のようなぼんやりとした気持ちがありながら、じゃあ、どういう状態が良い世界なのか、というビジョンは完全に欠落しています。空っぽなんです。何が良いかはわからないけれど、きっと世界は今より良いものになりうると根拠のない確信だけを持っています。

なので、「こういう世界にしたい、こういうことがやりたい」を明確なものを持っているひとにものすごく惹かれます。それをしっかり持っている人が、その内容はどうあれ、それを実現することが容易である状態であれば良いと思います。その状態を促進するのに貢献していたいと思います。

まるでとある宗教の末端信者ですね。

とりあえずの当面の方針

個人が自分のやりたいことを実現しやすい状態を促進すること、世界を変革するのが容易な状態を促進すること、これに資すること、これならなんとか生活を続けていくドライブになるかもしれません。

だからどうせ仕事をするならそういう仕事がしたいのです。人のライフワークを軌道に乗せる手伝いをしていたのもそういう気持ちが基になっていたと思いっています。ちょこちょこ人のはじめたことに首を突っ込んでいるのもその所為でしょう。

そういうことをしていく中で、本当に貢献していくには力が要ると思うようになりました。専門的な技術かもしれないし知識や経験かもしれません。それを求めて、今回新しい環境に飛び込むことを決めたのだと思います。

そこでしばらく懸命に働きつつ、いろんなことに首突っ込んでいこうというのが、当面の方針。

応援しているもの

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四半期ごとくらいに振り返って気持ちを整理しておきたい。