2013年9月22日日曜日

第8回人・形展@丸善・丸の内本店4F

「第8回人・形展」にふらっと入ったらゾッとしたという小並感。丸の内オアゾの丸善で本を見繕っていたら、4Fで無料の展示をやっていたので覗いてみたら面白かったっていうそれだけの話です。普段見ないものを見るといろいろ考えが巡って面白い。



人形って怖い。何が怖いって、あんまりおおっぴらに出来ないような感情がざわつかされるところです。
上のフライヤーの写真のように、割とリアルな幼い女の子の人形が多かったのですが、見ているうちに、作っている人が感じているのかなと思う純粋さとか幼性へのあこがれというか固執への共感だったり、逆に嗜虐性とか破壊衝動のようなものが自分の中で頭をもたげてきて怖いんですよ。

単純に綺麗、とかすごいとかで済ませられない自分が残念です。そのあたりの感情を掘り起こすと自分の中にドス黒いものが見えそうですごく怖い。あーやだやだ。

ちょっとネガティブなコトバになるけど「気持ち悪い」という感情も近いです。対象物が、というよりもそれによって呼びおこされる自分の中の嫌な部分が気持ち悪いという感じ。

まあ、まともな人が観たら全然こんなこと考えもしないんでしょうが。

先に、幼い女の子の人形が多かったと書きましたが、もう一つ異形の者の造形も多かったです。半人半獣の神話の登場者とか伝承に出てくる化物とかですね。

試験管に入った小さな人魚の人形などもあって、なぜだか小説の方の『木島日記』を思い出しました。

そういえば『多重人格探偵サイコ』のラストってどうなったんだっけ。関係ないですね。

人形をリアルに作ろうとすると、子供や幼児になるのはすごく自然な気がします。サイズ小さいほうが作りやすいですから。
でもなんで女性の人形にかたよるのでしょう。作者が男性か女性に寄っているのでしょうか。フライヤーの名前だけだと判断がつかないな。

人形遊びが女児の遊びとして位置づけられていたように、人形自体が女性的な存在なんですかね。
土偶の時代から女性像のほうが多かったようですし。土偶の時代だと制作時点からジェンダーで分かれていそう。この場合は女性ですかね。男どもは狩猟に行き、女どもは採集物を煮炊きするときに併せて創ってしまう。

などと人形について色々と頭を巡らせてしまいました。面白いので近くに用があったら寄ったら良いとおもいます。24日までですけども。

2013年9月3日火曜日

台北の文具のおみやげに台湾師範大学のノベルティショップがいい感じ

散歩していて見つけた台湾師範大学のノベルティグッズショップが台湾っぽいモチーフの文具などを扱っていて良い感じだったのでそのメモ。


ようやくいい天気になったので散歩でもしようと永康街のまわりをふらふらしていたんですが、たまたま師範大学に行き当たったのでちょっと覗いてみました。
9月の始めの平日ということで新入生の学内ツアーをやっていてなかなか賑やか。
屋外のカフェとかもあってなかなかよい感じです。


キャンパスはいくつか点在しているのですが、件のノベルティショップのあるのはメインキャンパスから道を挟んだ向かい側の図書館のあるエリアです。



門を入って右手に21世紀風味館というごはんやさん(サイゼリアとか)が入った建物があって、そこのホールにグッズが飾ってあったので気づきました。ちなみにグッズはHP(http://eshop.ntnu.edu.tw/)でも見られます。

実際のショップが有るのは大学図書館の中。図書館はゲートがあって自由に出入りはできませんがカウンターでお願いすると身分証(パスポート)と引き換えに入館カードを出してくれました。

おいているものは、師範大学に関するものはもちろん、台湾や中国の歴史に関するモチーフを使ったノートや手帳、ファイル、定期入れまで色々あります。大学らしく文具が中心ですが、マグカップやピアスなども。




写真がよろしくないですが、手帳と絵葉書をいくらか買い求めました。絵葉書は本屋さんなんかで買うより若干安め。店番をしていた大学の女の子が可愛らしかった。
永康街からも近いし、文具好きだったりしたら、足を伸ばしてみたら良いと思います。

2013年9月1日日曜日

台北のエスカレーターは大阪式

台北のエスカレーターは大阪や仙台と一緒で急ぐ人は左です。ちなみに車は右側通行。駅の階段は右側通行。徒歩でも、地下通路なんかをみていると右側通行の人が多いようです。つい左に寄っちゃって焦る。


また、やたらと床に座る。修学旅行生みたい。


それだけ

台北から九份へバスと鉄道で行ってくる

台北から九份へバスで行って鉄道で帰ってきたのでそのメモなど。

天気予報通り朝から雨が降っていたものの、せっかくだし観光地の1つぐらい行っておこうと思って宿においてあったガイドブックに載っていた九份ヘ行ってきました。


九份へのバスはMRTの忠孝復興站の近くのバス停が使いやすい、とガイドブックにあったので行ってみましたがガイドブックの地図に載っていた忠孝東路沿いのバス停にはそれらしき行き先は書いてありません。

困ったなあ、と思いましたが、ちょうどMRT忠孝復興站から連なる地下街に旅行者向けのインフォメーションセンターがあったので、そこの女の子に聞いてみました。こちらが日本人だとわかると日本語のメモ見ながらたどたどしい日本語で場所を説明してくれます。可愛い。
バス停は忠孝東路から安東街にちょっと入った所にありました。ガイドブックは2011年のものだったので場所が変わったのかもしれません。あるいははじめから間違っていたのかも。

バス停にむかっていると、九份にいくのか、とおじさんが話しかけてきます。なにやら乗り合いタクシーの営業のよう。バスだと102圓で2時間かかるけど、こっちは40分で200圓だよ、とのこと。特に急いでいるわけではないのでバスでいくよ、って言うと残念そうにしていました。

実際のバスの所要時間は1時間半くらい。料金は小銭ないと言ったら100圓にまけてくれました。



基山街はおみやげ屋さんや食べ物やさんが連なって賑やかな場所ですが、ちょっと横道に入るととたんに静かになります。そして迷路みたいに階段が縦横に走っていて面白い。散歩には持って来いです。ちなみに上の写真の道を原付きが走ってたりしてちょっとびっくりした。



そして猫や犬が沢山いました。そういえば台湾は猫カフェ発祥の地だそうですね。さすがに1人で行く気力はないですけど。




ぶらぶらしていたら雨が激しくなってきたので早々に帰ることに。どうやって帰ればいいのか旅行者向けの案内所に聞きに行くと、おばちゃんが日本語で親切に教えてくれる。英語で話しかけたら日本語で返される不思議。
バスと列車があるけど列車が安くておすすめ!というので帰りは鉄道で行くことにします。山を下るバスはほとんど駅に行くというので、ちょうど来たバスを捕まえて駅に行くかと問うと行くというのでそのまま乗り込みます。瑞芳駅まで15圓。

駅について窓口で台北行きのチケットおくれと英語で言うも、また日本語で「後2分でくるから急いで!2番ホーム!」と返される。観光地なのもあるだろうけど日本語率高いなあ。日本人かどうか聞かれもしないけれど顔でわかるのだろうか。モンゴロイドで下手な英語しゃべる奴はまあ日本人って判断なのかな。台北駅まで59圓。バスと違って揺れないので快適でした。

思い立ってふらっと行ってきましたがなかなか良い所でした。そして、計画性がなくよくわからないまま行ったのにすんなり行って帰ってくれたのは、親切な皆様のおかげ。今日のことだけでなく、台湾の特に女性は親切だなあと思います。世話やきというか。
いろいろと頭上がんないですね。