2015年9月22日火曜日

夕空のクライフイズムが面白すぎて

最近、スピリッツに載ってる夕空のクライフイズムが面白くて初めから読みたくなってコミックス買ってしまいました。



何が面白いのが一言で、と言われたら「雨ちゃんかわいい」しかないのですけど、それだけじゃなんなのでもう少し。

夕空のクライフイズムは神奈川の高校のサッカー部を舞台にしたサッカー漫画です。あまり「熱さ」を感じさせない飄々とした作風です。でもドラマもあるし、ギャグもあって面白い。

物語としては個々人の成長よりも戦術を軸としたチームとしての成長/変化に焦点を当てているように思います。部の方針の変化に対する部員の変化や部内の人間関係の変化を丁寧に描いていて面白い。

また、全体を通して「何かを守るためには、何かを諦めなければいけない」という思想が根底に流れていてそれが物語にドラマを与えています。
必ずしも努力すれば報われるわけではなく一番大切なもののために何かを諦めたり、逆にその選択を迫られることで大切なものが明らかになったり。このことが物語にある種のリアリティを与えていて、グイグイ引きこまれます。

ぼくの中では『ベイビーステップ』、『オールラウンダー廻』に並んでいまやってるスポーツを題材にした漫画で一番面白い作品。


夕空のクライフイズム -手原 和憲(Amazon.jp)


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