まず四谷会談について。公式ホームページから引用しときましょう。
「四谷会談」は上智大学ネオソフィアン”Neo Sophians’ Network”が主催している市民講座です。
メインコンセプト「知力・体力・時の運」を元に、毎回テーマ通のゲストから情報提供いただいています。
他では聴けない社会性の高いテーマを率先して扱い、ソフィアン&フレンズの好奇心に応えています。 −四谷会談 http://talklive.seminarjimukyoku.com/
上智大学ネオソフィアンというのは、上智大学の現役生と若手の同窓生の会のようです。新しいのネオに上智生のソフィアンですかね。上智大関係者を優先したイベントのようですが、無関係の僕も参加させてくれました。フレンズに入るんですかね。なんか照れる。あと、メインコンセプトが素晴らしいと思います。
今回が第一回目で、『ボランティアのコミュニティデザイン』というタイトルでTEDxKids@Chiyoda創立者兼キュレーターの青木竜太氏のお話が聞けました。
内容については、四谷会談事務局の菅原大介氏のブログに綺麗にまとめられています。一番気になっていた持続性のあるコミュニティについて部分を引用します。
【5】永続するコミュニティ運営の秘訣
(1)楽しいが行動原理-ワクワク感の演出
・登壇者の決定を皆で喜ぶ、そろいのTシャツを着るなど
(2)詳細な計画ではなく方向性-アンコントロールのデザイン
・計画は変わるもの 不確実性を楽しむ
・プロマネに長けた人ほど失敗しやすい側面も
(3)色を塗れるスペース-一人ひとりが主役になれるステージ
(4)労働力ではなく仲間-良質な関係性の構築
・アイデア→行動→関係性
(5)休憩のデザイン-アクティビティ率が異なる中でのコミュニティデザイン
・アクティブ率が下がっていくメンバー→別のコミュニティを用意してケア
ふじのきさん家(ふじのきさんち)のプロジェクトを眺めていると「地域安全保障」っていう大義をボランティアワークで担保しようという風にもとれなくもなくって、ボランディアだけで持続していくものなのだろうかと疑問に思っていたけれど、このイベントを聞いて、自分はボランティアを労働力という側面に寄って見ていたのだなと気付かされました。
ただふじのきさん家(ふじのきさんち)の場合は、性質上、関係性など細かいところまでデザインしようという意思が働いていたり、二重構造になっていたりして、青木氏があげた秘訣を実践していくのはなかなか骨が折れそう。
せめて(1)だけでもうまく演出できないかなあ。悲しいことや義務感よりもわくわくをモチベーションにしたほうが良いコミュニティをつくれるというのは間違いないと思います。持続性についてはまだなんとも言えないけれど。
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