起動ディスクをSSDに換装したのにともなってBootcampのXPもまるごとコピーした手順のメモ
MacBook Proの起動ディスクを入れ替えるとき、例えばHDDをSSDに換装するときに、OSXの入っているMacintosh HDのパーテーションはOSXのディスクユーティリティを用いて簡単に移動することができます。
他にも、新しいディスクにOSXを新たにインストールする、クリーンインストールという方法もあります。
クリーンインストールすると動作が速くなるなどのメリットはありますが、アップデートやソフトのインストール、各種設定の変更など、煩わしいのも事実。僕のようなものぐさな人間には元のパーテーションをそのままコピーしてしまうのが楽ちんで好ましいです。
しかしこの方法ではBootcamp領域のまるごとコピーはできません。
そこで今回は、wincloneというアプリを使ってBootcamp領域のディスクイメージを作成し、新しい起動ディスクに新たに作成したBootcamp領域にそのイメージから復元する方法を取りました。
僕のBootcampのwindowsはXPなので、フリーのwinclone2.xで十分です。windowsのバージョンに依ってはwinclone3.xが必要かもしれません。こちらは有償です。
手順は次のとおりです。
1.旧環境でwincloneを起動しBootcamp領域のイメージを作成、新環境から参照できるところに保存する。
2.新環境でOSXとwincloneを使用出来る状態になったら、Boot Camp Assistantを起動、前に作成した旧環境Bootcamp領域のイメージ以上のサイズで新環境にBootcamp領域を作成する。この際、ドライバのダウンロードなどの必要はない。領域作成後、続けてインストールするか後でインストールするか選択する画面が出るので、後でインストールを選択し、Boot Camp Assistantを終了。
3.新環境でwincloneを起動し、復元(restore)タブから、1.で作成した旧環境Bootcamp領域のイメージを選択し復元ボタンを押す。
4.のんびり待てば完了。
復元後、windows xpを起動すると初回はディスクチェックが始まり、終了と同時に自動で再起動しました。この際、起動ディスクが見つからない表示が出て焦りましたが、一度電源を落とし、optionキーを押しながら起動して起動パーテーションを選択すると無事に起動しました。Bootcamp領域を作成した際に元のMacintosh HDのサイズも変わったりしたことが原因でもともと設定していた起動ディスクと別のものだと認識されたのではないかと疑っています。あとでOSXにて起動ディスクを設定しなおしてからは問題は起きていません。XPの二度目の起動時はなんだかやたら時間がかかった上、起動した後も定期的にCPU使用率が100%になるなど、使用に耐える感じではありませんでした。しかしSSDの設定ソフトをインストールしたのち再起動すると治りましたので、XPがSSDを想定したOSでないことなどが原因なのかもしれません。
VMware Fusion 3.13でOSXからBootcampのXPを呼び出せるように設定していましたが、この設定は以前のバーチャルマシンを削除して、新たにBootcampからバーチャルマシンを作成する必要がありました。
あとは、光学ドライブの代わりに搭載したHDDにXPからもアクセス可能なパーテーションをFATフォーマットで作成し、windowsのtempフォルダなど、書き換えの多そうなものやデータ類を移動、仮想メモリ機能をOFFにするなど、なるべくSSDに負担がかからないような設定を行いました。
Windows 8 のアップデート版が6000円くらいだということなのでアップデートしてみようか勘案中。普段使いでないぶん、OSXのアップデートよりは抵抗ないですが、XPのソフトウェアとの互換性なんかはどうなっているのでしょう。今度調べてみよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿