モルックとはどんなゲーム?
モルックというのは、スキットルと呼ばれる木のピンを、モルックと呼ばれる木の棒になげて倒し、その倒れ方によって得点を加点していくゲームです。2チーム以上で争い、得点がピッタリ50点になったチームが出た時点でゲームセットです。
上の写真はスキットルの写真です。1から12までの番号が振ってあり、ゲーム開始時には写真のように並べて立てられています。
ゲーム開始に先立ち、参加チームでくじ引きにより、プレーの順番を決めます。それぞれのチームが1投ずつ交互にモルックを投げてゲームが進行していきます。
モルックは直径5センチほど、長さ20センチほどの円筒状の木の棒です。はじめにプレーするチームは、これを上の写真のように並べたスキットルから3〜4メートル離れた位置から投げます。
スキットルが複数倒れた場合には倒れた本数が得点に加算されます。ただし、得点になるのは側面がすべてグラウンドに接しているスキットルのみです。2本のスキットルが重なっている場合には上に載っているスキットルは点数になりません。
スキットルが1本のみ倒れた場合にはそのスキットルの番号が点数になります。
12のスキットル1本を倒せば12点、12と11のスキットルを倒せば2点です。
倒れたスキットルはその場で立て直します。モルックが当たった衝撃で移動しますので、ゲームが進むに連れてだんだんとスキットルが遠くへ散らばっていくことになります。
倒れたスキットルを立てなおしたら、次のチームがモルックを投げる番です。
こうして得点を重ねていき、50点ピッタリになったチームが出た時点でゲームセット、得点の高いチームから順位がつきます。
50点を1点でも超えると点数が25点に戻ります。また、3回連続で0点を取ると失格になり、それ以降ゲームに参加できません。
スポーツの中でもビリヤードやダーツのように比較的ゲーム色の強いもののようにかんじました。身体能力がそこまで支配的ではなく、ある程度の技術と戦略で勝敗を決めていく印象です。
モルックは1996年にフィンランドで生まれた比較的新しいスポーツです。kyykkäというフィンランドの伝統的なスポーツを元に生まれたそうです。子供から老人まで楽しめる良いゲームだと思います。
第1回モルック東京大会について
というモルックについてFacebookでフィンランド系のページをフォローしていたら情報が流れてきたので、面白そうだなと思って第1回モルック東京大会へ行ってきました。
それまでモルックはやったことがなかったのですが、申し込みフォームに初心者歓迎感が漂っていましたし、体力足りなくて対戦相手もつまらなくなるようなスポーツにも見えなかったので思い切ってエントリー。
場所は東雲の屋内フットサルコートでした。開始1時間前から開場前のデイリーヤマザキでだべっていたのですが、フットサルに来ている人たちとモルック東京大会へ来ている人たちの人種が違いすぎて面白かったです。
完全に主観ですけれど、フットサルの人たちのアクティブ感にくらべ、モルック東京大会の参加者はおおらかというか平和な感じでした。喫煙者がほぼいなかったのも印象的です。
戦績の方は1敗1勝。やはりぶっつけだったのもあって第1戦は振るわず、最下位になってしまいました。もう1戦はピッタリ50点がとれて勝てました。
結構チームでワイワイやりながらやるのは楽しいです。相手が倒したいだろうピンを倒しにくくしようみたいないやらしいことを相談したりして。身体能力が致命的なほど結果を左右しないのがまたいい。本当にだれでもできるゲームという感じがしました。
突き詰めていけばそんなこと言ってられないかもしれないですが。
またやりたいけど、どこでやればいいのだろう。代々木公園での練習1回無料券というのを参加賞で頂いたのですがいつやっているのかとかわからなかった。。
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