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オンラインで講義を受けるということについて
Courseraどころか、オンラインでコースを受講するというのはこれが初めての経験でした。オンラインで人が話しているのを見る、というのは多くの人にとって自然な行動になっていると思います。ぼくも生まれた頃にはテレビがあったので人が画面の中でしゃべっているのを見るのは違和感ゼロです。オンラインでも故ジョブスのプレゼンをYoutubeでみたり、Tedの講演をビデオで見たりしたことがありました。人が話しているのをPCの画面上で見ることには抵抗がありません。
でも、クラスとなると勝手が違ってきます。疑問点がある時にはどうしたら良いのか、理解度のチェックはどうなるのか、成績はつくのか、つくのであればどのように評価されるのか、ただビデオを再生すればコースが成り立つものではないです。そのあたりをCouseraがどのように扱っているのか説明しながら感想でも書いていこうと思います。ただ、まだThink Again 1コースしか受けたことがないので、もしかしたら他のコースでは違うのかもしれません。
コースの構成について
基本的には週に1回、講義のビデオと理解度チェックの選択形式のエクササイズが新たにアップデートされます。
講義のビデオはオンラインでストリーム形式で見られますし、ダウンロードすることもできます。ストリーム形式では再生速度を調整したり、英語の字幕を表示することもできます。また、スクリプトを単体でダウンロードすることもできました。
このあたりは英語を母国語としない人や、常にオンラインではいられない人への配慮もあり、行き届いているように思います。
エクササイズはビデオ講義の内容についての理解度を計る選択形式のものです。解き終わると自動的に採点され、解説が表示されます。Think Againの場合は、エクササイズは何度でも挑戦することができます。
それから、3週間に1回、Quizが出題されます。それまでの3週間の内容について問うもので、こちらも選択形式です。こちらも自動的に採点され解説が表示されますが、1度しか挑戦することができません。でも似たような内容のQuizが4つ用意されており、それぞれ1度だけ挑戦出来ます。
疑問点について
講義で疑問があった場合にどういうふうに解決するのか、単純にビデオを見直す、ということはできますが、それだけで解決するとは限りません。
そうした場合に対しては、フォーラムやGoogle Hangoutなど、受講者同士のコミュニケーションを促進する機能が提供されています。相互扶助で乗り切れということでしょうか。無料のコースなので教員やTAがサポートというわけにはなかなかいかないのでしょう。
残念ながらフォーラム等には参加出来ませんでした。正直そこまで余裕なかったです。
エクササイズの解説がしっかりしたものが用意されていたので、講義を見て、エクササイズを解いて、解説を読み、もういちどエクササイズを解く、という流れでおおかた理解できたつもりでいました。
講義のボリューム感
始める前に思っていたよりも結構重かったです。12月1月は比較的時間に余裕のある生活を送っていましたが、毎週次の週の講義がアップデートされてから前の週のものを慌てて消化する感じでした。
2月になって忙しくなってくると、全く追いつかなくなって、こうして延ばし延ばし、最終期限ギリギリまでひっぱてしまいました。他にもいくつかのコースにエンロールしていましたが、同時期に複数コースはこなせないと思いアンエンロールしてしまいました。
これは、講義のボリューム感というよりは、生活の中でどれだけ時間を避けるかという問題だと思います。ただ講義を見てエクササイズとクイズをこなしていくのであれば、週に3時間程度をとられればこなせるものと思います。
あったらいいなと思ったもの
進捗管理システム。
コースを終わらすためには、最低限いつまでに何をやらなければいけないのか、ひと目で分かるページがあるといいなと思いました。せっかくのオンラインプラットフォームで、必ずしも時間のたっぷりある学生だけが受講しているわけではないでしょう。限られた時間の中、新しい知見を求めて受講している人もいるはずです。
エクササイズやクイズが点在していて、締め切りもいろいろだったりするので、上手に管理できずにうっかりやりそびれてしまったということもあるかもしれません。そういうところはシステムでサポートしてくれるといいなと思います。
コースをひと通り終えて
実はまだ成績が出ていないので、無事にひと通り終えているのか自信がありません。成績評価についてもそれが解るまではなんとも言えません。
常に遅れ気味だったとはいえ、英語のビデオを定期的に聞いて問題をこなしていけたのは、内容が面白かったからです。こんな風に知的欲求を満たしてくれるコンテンツが増えてきているのは本当に歓迎すべきことだと思います。
ビデオのように視覚情報があると読書とはまた違ったインプットのされ方があると思います。また、理解度のチェックなども用意されていて知識の伝達の正確さも一定程度担保されているように見受けられます。
英語の講義なので、だれにでも推められるわけではないですけれど、スクリプトもありますし、興味あることを学べて、ついでに英語の表現なんかも学べると思えば一石二鳥です。
また興味を惹かれるコースがあったらとってみようと思います。
最近のCourseraの話題
最近では、Courseraのいくつかのコースで米大学での認定単位が取得できるようになることが話題になりました。認定には別途料金がかかるようです。まだまだ該当するコースは少ないようですが、地理的な要因や時間的な要因が教育を受ける障害となることがどんどん少なくなっていきそうです。まだ、Courseraの事業価値も高まっていくように思います。
もうひとつ、日本では東京大学がCourseraに参加することが決まっています。秋入学の話もありましたが、Courseraで世界に向けて英語の講義を発信していくことで国際化を進めていこうとしているようにみうけられます。
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