勧められてよんだ橘玲さんの『残酷な世界で生きのびるたった一つの方法』の感想などのメモ。
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
タイトルから受ける印象は「方法」のところに重点を置いているようだけれど、中身の配分は逆。本の大半が、この世界がどんな風に「残酷な世界」であるかの解説に割かれている。
進化心理学を軸にさまざまな文献を引用しながら人間社会、日本社会がどういうものなのか、人間がどういう性質を持った生き物なのか、著者の持論が展開されている。
書名の「生き延びるたったひとつの方法」は最終章でやっと触れられる。基本的には著者がこの本の1年前に出版している『貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』の「雇われない生き方」≒マイクロ法人となるというのがその答えだ。
そういう意味では、以前から著者が主張している「雇われない生き方」を支持するような文献を集めて解説しているというふうにも取れる。一次資料にあたっていないので、それぞれの説がどの程度信憑性のあるのかはわからない。
とはいえ、ぼくらの生活する世界やぼくら自身の性質についての記述は読んでいて面白いし、腑に落ちる説が多い。少なくとも冒頭で挙げられている自己啓発が謳っているような「努力して自分を変えて幸せになる」という文句よりはずっとずっと納得感がある。
著者の述べる「残酷な世界を生き延びるたったひとつの方法」に賛同するかどうかは別として、この世界や自分がどういうものか考える一助になる良い本だと思う。
「残酷な世界」とタイトルにあるけれど、世界が残酷だ、というよりは、常識を捨てて(著者の主張する)真実を受けいるという行為自体が人にとって残酷かもという印象。受け入れるなり、1つの考え方として認められれば世界はそんなに残酷ではないと思う。
いろいろ面白い話があったけれど、一番印象に残っているエピソードは著者の就職にまつわる話だったかも。カネコさんと著者のやり取りが妙に面白い。
しかし『〜する方法』ってタイトルの本多いね
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