1冊目は帯に「女子が男子に読んでほしい恋愛小説」みたいなことが書いてあり、裏表紙の概略には「完全無欠の恋愛小説」と書いてあって、下手したら一生読まねえ、と思ったので選んでみました。越谷オサムさんの『陽だまりの彼女』。
なんだか食合せの悪い食材つかって作った料理でお腹こわしたような気分。なんでそれいっしょにしちゃったのって感じ。後半になって明らかになる設定を加えたことで前半の部分がむしろ損なわれてしまっちゃったように思えました。物語っていうよりエンターテイメントだと思えばよいのかもしれないですが。オチも好みではない。
こっちの方は割と好み。1冊目と同じように不可思議な設定があるけれど、早い段階で提示してくれるし、その設定が物語のドライブになっていて分り易い。かと行って先読みできてしまうわけでもなく、最後まで読んでいて楽しかった。話自体はハッピーな話ではないけれどね。
新潮文庫はいつからパンダがマスコットなのかなあ。アレのせいで買ってしまってちょっと悔しい。こうやって新しいもの読むきっかけになるのは悪くないけどさ。
0 件のコメント:
コメントを投稿