日本だとテレビがメインの媒体なのでしょうか。あとはラジオとか?どちらも普段聞かないのでわかりませんが。
アメリカのニールセンのサイトに、アメリカ人が新しい音楽を発見する媒体について、the Music 360 reportから抜粋した記事が載っていました。
Music Discovery Still Dominated by Radio, Says Nielsen Music 360 Report
この記事によると、アメリカではいまだ48%ものひとがラジオを通して新たな音楽に出会うことが一番多いということです。YouTubeで新しい音楽を発見する事が多いという人は7%に過ぎません。Radio is still the dominant way people discover music
- 48% discover music most often through the radio
- 10% discover music most often through friends/relatives
- 7% discover music most often through YouTube
また、十代の音楽の聞き方についても言及があります。
10代の64%がYouTubeで、56%がラジオで、53%がiTunesで、50%がCD で音楽を聞くということです。YouTubeが一番多いのは時代だなという感じを受けます。目を引くのは10代でもラジオを聞いている人が多いということ。iTunesがCDを上回っているのも、時代の遷移を感じます。Amazonのmp3などは載っていませんが載るほどないということなのでしょうか。More teens listen to music through YouTube than through any other source
- 64% of teens listen to music through YouTube
- 56% of teens listen to music on the radio
- 53% of teens listen to music through iTunes
- 50% of teens listen to music on CD
アメリカでのラジオの影響力が大きいということに驚いたので、少し調べてみたことをメモしておきます。
アメリカのラジオの影響力についてはこちらのMarketHackの記事で以下のように言及されています。
アメリカ人の93%は日常的にラジオを聞き、その80%は音楽番組です。音楽を聞く場所は通勤や通学途中のクルマの中が圧倒的に多く、47%を占めています。次に多いのは家庭で35%、オフィスは18%となっています。
一方日本では欧米にくらべて聴取者が少ないです。下の図をみると、すべての年代においてイギリスやアメリカに比べて聴取者が少ないことが読み取れます。特に10代20代の若年層ではその差が顕著です。
出典:「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」報告書 平成22年7月9日
MarketHackの記事から、アメリカが車社会であることが、アメリカでのラジオのメディアとしての地位が日本でのそれに比べて高いことに関係があるのかもしれないとおもいました。しかし、上の表では、車を使う使わないにかかわらず聴取者の数に差があることを示しています。
「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」報告書 平成22年7月9日では、その原因をチャンネル数の違いと編成に求めています。欧米では番組はニュースと音楽中心で音楽番組の数も多く、自分の好きな音楽をラジオで聞けるということがあるようです。一方日本ではニュース、トーク番組が多く、チャンネル数も少ないことが、聴取者を限定していると見ています。
また、アメリカ、イギリスでは、デジタルラジオの放送が始まっています。AMデジタルで従来のFM並、FMデジタルでCD並の音質の放送ができるそうで、それで音楽番組がたくさんあればそりゃあラジオ聴くだろうなと思います。日本でも移動時間に音楽を聞いている人は多いと思いますし、編成や音質の向上が見られ、スマホで聞けるようになれば、聴く人は増えるのではないかと思いますがどうでしょう。
高校生のころはラジオたまに聞いていましたが、ヒットチャートくらいだったなあ。
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