この週末を使ってようやっと『失敗の本質』を読み終わった。先に「超」入門の方を読んでいて、今回元の本を読んだのだけれど、元の本のほうは、具体的な作戦における意思決定のされ方や、事態の推移が詳しく整理されていて、より、問題となる組織の性質が理解しやすかった。そういう意味で、一章の失敗の事例研究が一番面白かったと思う。二章三章の部分は、「超」入門の方でも良いんでないの、って思う。読みやすいし。でも、「超」入門の方だけ読んでも、あんまり腑に落ちないのではないかな。数あるビジネス書のひとつとして読み流してしまいそう。その点、一章の事例研究は、読んでいて共感することがたくさんあって身につまされる感じ。生まれる前の戦争のことだけれど、いまだに、あ、そんなことあったなと自分の周りの環境におきかえて共感できてしまう。なので、この元の本の一章を読んでから、二章三章なり、「超」入門を読むなりしたほうが身につきそう。
30年くらい前の本だけど、読んだほうが良い組織体は今もたくさんあるよねきっと。読んでよかった。少しづつでもやれることやっていこう。
0 件のコメント:
コメントを投稿