2014年1月6日月曜日

虫と歌 市川春子作品集(市川春子)|読書記録

市川春子さんの作品集『虫と歌』を読んだ感想というかレビューというかのメモ。市川春子さんの初単行本だそうです。人と、人でないもの物語、全4話+1。星の恋人/ヴァイオライト/日下兄妹/虫と歌/ひみつ



年末の予定が急になくなったりして、暇になったりしたのもあってか久々に漫画欲が爆発した。1万円くらい漫画買った気がする。もうすぐ引っ越しで整理しちゃうのにね。バカだね。漫喫行けばいいのにね。

市川春子さんの作品は旧い友人が某所でおすすめしていたので気になって購入してみました。

可愛らしい絵で描く、少し残酷で美しい物語。そして、どの物語にも人でないものが登場します。ガチガチのSFではないけれど、ファンタジーほど説明がないわけでもない。ロバート・F・ヤングの作品を彷彿とさせられました。
どちらも、現実にはありえない物語世界を舞台装置として、人にしか持ち得ない感情を鮮やかに描き出します。市川春子さんの語り口のほうが若干残酷かも。でも、その残酷さが物語の美しさを増しています。

どれも素晴らしいとしか言い様がないけれど、特に『日下兄妹』のラストは完璧だと思います。

思わず『25時のバカンス』と『宝石の国(1)』も買ってしまいましたよ。
ハードコピーを購入したけれど装幀なども凝っていて良いです。でもKindle版100円だからそっちも買ってしまいそう。。

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